2021-01-01から1年間の記事一覧

零時

一日のはじまりを 午前零時からではなく 日の出からではなく 日没からだと考える世界もある 飛んで日にいる夜行性

初七日

故人の命日または忌日の前夜のことを 「逮夜(たいや)」という 七日ごとの法要の前夜 新たな旅路への追善供養 今は葬儀と同じ日に 繰り上げ初七日法要をすることが多いが 本来の意味は 「明日に逮(およ)ぶ夜」 全ての夜は 明日の前夜 明るい日の前の夜

一票

私が子供の頃 テスト用紙には まだ藁半紙(わらばんし)が使われていた 算数のテストでは 答えが全くわからない問題があると 何も書かずにいるのもどうかと思い テスト用紙のあいてるスペースに 「ここからが分からない」とか 「この問題は難しい」とか 書い…

新百合ヶ丘

10月の芝居 「のっぽの古時計」 稽古初日から 劇場を使い 歌舞音曲 のたうちまわり 笑いころげ 気がつけば、秋 劇場の名前は 「アルテリオ」 イタリア語で芸術という意味の「アルテ」 スペイン語で百合という意味の「リリオ」 を合わせた造語だそうです。

五線譜

五線譜の山ができております。

1光年

1光年は光が1年で進む距離 地球を含む天の川銀河 そのご近所のアンドロメダ銀河 その距離230万光年 光で230万年かかる距離 地球から遠い銀河 生まれたばかりの銀河 その距離130億光年 光で130億年かかる距離 地球から遠い銀河ほど 早く遠く遠…

七輪

とある焼肉店のはなしです その店は肉を焼く煙除けに ゴーグルを貸してくれます 水泳用のあのゴーグルです ゴーグルをみんなでつけて 七輪囲んで焼肉を食べます 美味しかったし楽しかった 10年程前の夏の思い出です この夏も暑くなるようです

問題児の3冊

中学時代の3年間 国語を教えてくださった先生 中学2年の時は担任もしてくださいました。 その先生は 教科書に載っている 小説でも随筆でも詩歌でも 新しい題材に入るときは 先生ご自身で全部読んでくださいました。 その日も 先生は新しい題材の物語を朗読さ…

2000年度のスピーチ

「この地球は涙の谷 悩みごとや悲しいことでいっぱいだ そこで喜びはどこからか 借りてこなくてはならぬ その借り方は あまり有効な方法ではないが しかしこの方法しかないので あえて言うが とにかく笑ってみること 笑うことで喜びを 借りてくることができ…

一色に染まらず

故郷大阪を離れて もうすぐ30年 帰省するとなると 盆と正月ぐらい 学生の頃は夜行バス 窓の外の景色は真っ暗 最近は新幹線 窓の外の景色は ギラギラの夏の空か 年末の大掃除も終えて どことなくスッキリ見える冬の空 雨が降りだしたり 晴れていたり 雪景色に…

精一杯

「日本人のへそ」 まだ正月気分のまま 通い始めた稽古場も 本日で最後でした。 いよいよ劇場入りです。 こまつ座 編著 「浅草フランス座の時間」に こんな文がある。 あとがきにかえて 春の宵の夢のごとし 「じめじめとした小雨の降る 蒸し暑い土曜日の 夜の…

百人一首

いつもは帰省して新年をむかえているのですが 令和三年の正月はここ東京で過ごしております。 お正月の思い出は 久しぶりに顔を合わせる親類縁者 その絶妙な距離感を子供ながらに味わっておりました。 凧揚げもしました、ゲイラカイト 羽子板もしました、墨…