百人一首

いつもは帰省して新年をむかえているのですが

令和三年の正月はここ東京で過ごしております。

 

お正月の思い出は

久しぶりに顔を合わせる親類縁者

その絶妙な距離感を子供ながらに味わっておりました。

 

凧揚げもしました、ゲイラカイト

羽子板もしました、墨は使わず

百人一首もしました、坊主めくりだけど

 

なかでも好きな坊主がおりまして

それが蝉丸

せみまる

なんとか大臣とか

なんとか納言なんとか

よりも、蝉丸

普通坊主をめくるとがっかりするのだけど

僕は蝉丸をめくりたくてめくりたくて

しかたありませんでした。

 

その蝉丸の歌

 

これやこの

行くも帰るも別れては

知るも知らぬも

逢坂の関

 

本年もよろしくお願いします

 

旅途愉快

よい旅を

 

令和三年初春