1りっとるは10でしりっとる

昔から苦手で

今も苦手なもの

それが換算

 

1りっとるは10でしりっとる.....

1りっとるは10でしりっとる.....

呪文のように覚えた小学生の頃

 

では、1リットルは何ミリリットルですか?

 

「先生、ミリリットルって何ですか?ちょっとよく分かりません!」

 

今ならこの「分からない」の感覚がわかります。

 

「先生、おとなりさんのことはまだ想像つきますが、

そのまたおとなりさんのことまでは考えられません!」

㎗はお隣さんで

㎖はそのまたお隣さん

このひとまたぎが苦手でした。

 

さて、現在

エレファント・マン稽古中

19世紀後半のイギリス

ヴィクトリア朝の物語

 

そこで出てくる換算の問題

お金の換算

 

1ポンドはなんぼ?

1シリングは何ペンス?

1ペンスはいくら?

ギニーってなに?

 

向こう三軒両隣の換算どころではありません。

国も越え

時も越えた

アクロバティックな換算です。

海外の物語を読む時には必ず通る換算です。

時代の違う物語を読む時には必ず通る換算です。

 

お金だけの話ではありません。

 

その人の喜びは、私にはどれくらいの喜びだろうか?

その人の寂しさは、私にはどれくらいの寂しさだろうか?

人と出逢う時には必ず通る換算です。

 

さあ、ひとまたぎ

 

目盛りに惑わされず

置き換わり

成り代り

算える

喜び

寂しさ

苦しみ

悲しみ

すべて 

いつか

笑顔にかわれ