昨夜触れなかった
19世紀ヴィクトリア朝イギリスのお金の話
自分の為にもここにまとめておきます。
通貨の価値を表す単位
ポンド
シリング
ペンス(複数形はペニー)
そして....
1ポンド=20シリング
1シリング=12ペンス
次に、実際にやりとりする通貨の材質で分けると
1ポンド紙幣 =1ポンド
1ソブリン金貨 =1ポンド
半ソブリン金貨 =(1ポンドの半分だから)10シリング
1ギニー金貨 =1ポンド+1シリング(つまり21シリング)
1シリング銀貨 =12ペンス
1ペニー銅貨
ちなみにギニー金貨はジェントルマンの硬貨だとみなされていて、
商人にはポンドで支払われたが、芸術家・弁護士などのジェントルマンには
ギニー金貨で支払われたみたいです。
最後に、今の日本のお金の価値ではいくらくらいなのか?
簡単に比較するのも難しいのですが
1ポンドが、だいたい10000円〜50000円くらいと幅がありますが、
イメージしやすいように、1ポンドを10000円としますと、
1ポンド=10000円
1シリング=500円
1ペンス=41.66666666666666666666666666666・・・・・・・・
=41円 としておきましょう。
中産階級の生活を維持する最低限収入は、年収300ポンドだったそうです。
つまり、現在の300万円くらいということになります。
参考図書
『十九世紀イギリスの日常生活』
『19世紀のロンドンはどんな匂いがしたのだろう』
『世界でいちばん素敵な単位の教室』
ありがとうございました。
おやすみなさい。