一対の花

夏の臨時配達員、パチンコ、銭湯、パン屋、ファミレス、居酒屋、喫茶店

ビル清掃、警備員、夜勤の介護、新幹線の弁当販売.........

 

いろんなアルバイトを経験しました。

どの職場でも新しいことを覚えるのは大変ですが、

新しいことを知る楽しさや、新しい仕事仲間に助けられて働いておりました。

その中の一つ、学生時代に雇っていただいたお寿司屋さんで学んだこと。

 

 一貫は一個

 

そこの店ではそうでした。

 

 一貫は一個

 

にぎり寿司ってのは二個でひとつだと、二個で一貫だと思っていた従業員の私は

お客様から注文を受ける度に、紛らわしい「貫」の単位は使わずに

「ひとつ」とか「一個」とか言ってました。

 

ふたつでひとつ

 

この絶妙なバランスが

従業中の私にはなかなか難しい。

 

その点、お墓は親切で

ちゃんと花の居場所が二つある。

なので、ひとつなのか?ふたつなのか?の難題でも

どぎまぎせずに注文できる。

 

「墓守のおっちゃん!

 お花、一対くださいな。」

 

まだまだ暑い日が続きますね。

 

残暑お見舞い申し上げます。